介護職の現場では日々想定外なことも発生するため、ストレスを溜めがちになってしまいます。
介護のお仕事をスムーズに行うためにも、溜まったストレスは上手に発散していきたいものです。
今回は介護職の方にオススメのストレス発散方法と、ストレスとの付き合い方についてご紹介します。
・目をつぶり、深呼吸
職場では視覚は最も使う五感の1つなので、目の酷使からストレスに繋がってしまうこともあります。
数十秒という短い時間でも目を閉じて深呼吸することで、大きなリラックス効果が期待できます。
長時間勤務をしていると集中している間に呼吸が浅くなり、脳に酸素が行き届かなくなりがちです。
深呼吸をすることで酸素を取り込むこともできるため、簡単な動作ですが十分に効果がありますよ。
・ストレス解消に効果的なツボを刺激する
手にはストレス解消につながるツボがいくつかあります。
例えば、手首にある横シワの小指側にある少しくぼんだ場所に、「神門(しんもん)」というツボがあります。
ここを親指でやや強めに押してみましょう。
ここは「心」とつながるツボと言われており、ストレスの解消に効果があるとみられています。
また、中指の爪の生え際の人差し指側にあるツボとして「中衝(ちゅうしょう)」というツボがあります。
このツボは血液循環を良くし、気持ちを安定させる効果が期待できます。
イライラが溜まってきたと思ったら押して刺激してみましょう。
・飲み会や食事会での交流
このような時間を共有することが、定期的に職員の悩みや愚痴を吐き出すタイミングを作ることにつながります。
実際に職員のフォローのために休憩時間などにお茶やケーキなどを用意したり、飲み会に補助金を出したりする施設もあり、これによってストレス解消につながるケースもあります。
・ウォーキング
ウォーキングなどの軽い運動はストレス解消に効果があります。
歩き始めて約15分で分泌されるβ-エンドルフィンという神経伝達物質には、幸福感を与える役割があるため、この分泌を促すことでストレス軽減につながります。
また25分後にはドーパミンが、40分後にはセロトニンも分泌されます。
ドーパミンには、やる気の向上に効果があり、セロトニンには精神安定作用があるため、時間をかけてウォーキングをすることがストレス解消につながります。
介護職は人と関わることが多い仕事であるため、ストレスを感じてしまうことも珍しくありません。
毎日の仕事を元気にこなすためには、「イライラを感じた時にどのように気分転換すれば効果的か」を知っておくことが大切です。
ここでは4つほど、効果のある方法をご案内しました。
まだ実践したことがないものがあれば、是非取り入れてみてください。