求人の数が年間でも特に多くなる9月。正社員であっても派遣社員であっても転職にはもってこいのシーズンとなります。なぜ9月は求人が多くなるのでしょうか？
その理由を、転職市場の事情に絡めてご紹介していきます。
9月に求人が増える理由としては、主に以下の2つを挙げることができます。
・夏のボーナスをもらった後、7月～8月に会社を辞める人が多いため
・春からの採用活動が落ち着き、人事担当者が中途採用に労力をシフトできるため
以上のような理由から9月に求人数が増え、転職をしようという人にとっては選択肢が増えることになります。
9月以外では、人事異動が多くなる2月から3月にかけても求人数が増える時期となります。
9月は全般的に求人が増える時期ですが、特に営業職や販売サービス職、ITエンジニア職などといった職種の求人が、9月に増えやすい傾向があります。
一方で、クリエイティブ職は3月、経理職は6月、金融専門職は10月といったように、一部の職種では求人が増える時期がずれることもあります。
派遣社員の求人数についても、傾向は正社員の場合とほぼ同じです。
9月ごろになると派遣社員の求人も数が増えてきます。
また派遣社員の場合は9月に加えて、7月や12月も求人数がほかの月に比べて多くなります。
これは、7月や12月に夏季限定の仕事や冬季限定の仕事が増えるためです。
転職活動を行う場合は、転職サイトや転職エージェントへの登録、履歴書や職務経歴書の作成、面接の練習など、事前にやっておくべきことがたくさんあります。
このため、9月の転職を狙うのであれば、最低でも1か月前には転職活動の準備を始めておくことをおすすめします。
特に初めての転職活動の方の場合は、早めに準備を進めることが大切です。
このように9月は通常より求人数が増えるため、転職活動を成功させやすい時期だと言えます。
もし現在、仕事を変えたい、会社を変えたいという願望があるのであれば、このタイミングを活かして転職活動にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
