看護助手と看護師は患者のために働く大切なパートナーです。
一方で、資格の有り無しで作業が出来る範囲が異なる場合も多く、棲み分けや分担も重要です。
独断専行をせずにコミュニケーションを密にしながら円滑に仕事をしていくのが基本になるのです。
ここでは、看護助手として看護師との仕事を円滑にするコミュニケーションのコツをご紹介します。
看護助手と看護師は協力し合って患者に接する必要があります。
看護助手は基本的に看護師の指示で動き、最も患者さんに近い立場であることも多いものです。
また看護助手は看護師の資格を持たないことから、行える行為に大きな制限があります。
これは法律上の問題となるため、たとえ小さな事でも医療行為をすることが罪になってしまいますので注意が必要です。
そのため、看護師とコミュニケーションを密にとりながら、自分のできる範囲をしっかり把握することも重要で、看護師の領域にむやみに足を踏み入れず、棲み分けを行うことも大切なのです。
これは責任がある仕事を看護師に任せるという意味ではなく、責任を負う範囲を分担するという意味です。
患者を診る時間は看護助手の方が長い場合もあるため、些細な変化を見逃さずに報告することや、自分が任せられたことは責任をもって全うすることが大切なのです。
看護助手にはコミュニケーション能力の高さが求められます。
これは看護師の指示を受ける際に、どんな意図を持って指示をしているのか察することが出来れば、先を読んで行動することや、ミスを防ぐための余裕を作ることにつながるからです。
また、患者が抱えている不安やストレスを見抜き、改善に役立てるためにも察する力が必要になります。
重要なのは観察力を磨くことであり、なぜそうなるかという分析を常に行うことです。
コミュニケーション能力が良く、察する力が優れている看護助手はどこに行っても求められる人材になります。
職場によって接する人の考え方の癖や、気にするポイントも違うため、自分のルールを押し通すのではなく、柔軟に立ち回った方が好感を得やすいのです。
看護助手と看護師では資格の有り無しの差があり、法的に作業できる範囲も異なってきます。
そのため、看護助手には看護師の指示を的確に読み取り、実行する能力が求められます。
まずは、職場のいろんな人と話してみて、現場の流れなどを把握してみましょう。