社会で働く以上キャリアアップは多くの方が目指していることだと思います。
キャリアを積み上げていくことは昇給や昇格など自分のためにもなりますし、能力の高い優秀な人材がいることは会社にとってもメリットがあることです。
多種多様な雇用形態がある現代では、パートや派遣でもキャリアアップをすることができます。
ここでは、パートや派遣でキャリアアップするための方法や、その際のポイントをいくつかご紹介します。
かつては派遣社員イコールキャリアアップと結び付けづらいイメージもあったかもしれません。
そして、「派遣社員になると正社員になれない」という不安を抱いて派遣社員になることを避けようと考えている方が多くいるかもしれません。
しかし派遣社員の立場は徐々に変化しつつあります。最近ではより専門的な業務や管理者としての立場にも派遣社員が配置されるようになりました。
そのような実情に加えて、正社員と派遣社員の格差を是正するための派遣法改正で、派遣社員のキャリアアップ支援が派遣会社に義務付けられるようになるなど、派遣社員がキャリアアップできる環境が整いつつあります。
派遣法の改正で、派遣会社は派遣社員の教育研修や派遣社員のキャリアカウンセリングなどのような「キャリアアップ教育」の研修をおこない、派遣社員の処遇を向上させるよう図らねばならなくなりました。
これにより派遣社員として働きながらも、専門性を向上させたり、職務の幅を広げたりといったようなキャリア形成をおこないやすくなったのです。
派遣社員でキャリアアップを狙っている方は、積極的にキャリアアップ研修に参加するようにしましょう。
次にパートで働く方がキャリアアップをするためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
・ 専門知識や資格を取得する
パートタイマーで働く方の多くが、結婚や出産を機に退職し、子育てが一段落した40代以上の主婦の方です。
40代から働き始めても、少なくとも20年近く働くことができますので、そこからキャリアアップを目指すことも可能です。
専門知識や資格を取得するのはその第一歩と言えます。講座やセミナーに通うなどして、興味のある分野の知識を身につけましょう。
・ とにかく経験を増やす
再就職の際には経験が問われます。
パートやアルバイトを選ぶにしても、自分に興味のある分野のものを選び、とにかくブランクを埋めるような経験を積みましょう。
分野が近い仕事であれば、パートやアルバイトであっても経歴に載せることができます。
・ パートタイム労働ポータルサイトを活用する
パートタイム労働に関する総合的な情報を提供している「パート労働ポータルサイト」というものがあります。
パートタイム労働法や、パートタイマーの雇用管理についての事項など、パートタイマーがキャリアアップするためのコンテンツがたくさん掲載されています。
いろいろな働き方や生き方がある現代社会。正社員でなくてもキャリアアップを目指すことは可能です。
ここで紹介したことを参考にして、しっかりキャリア形成していってください。