このエントリーをはてなブックマークに追加

保育園以外でも働ける? 保育士が働ける場所~その③~

このエントリーをはてなブックマークに追加

保育園以外でも働ける? 保育士が働ける場所~その③~

保育園以外でも働ける? 保育士が働ける場所~その③~

保育園以外でも働ける? 保育士が働ける場所~その③~

保育士資格を持っていることで働ける場所は何も保育園に限られているわけではありません。
世の中には保育士資格で働くことのできるたくさんの施設があるのです。

その数ある施設を、いくつかに記事に分けて紹介していきたいと思います。今回はその3回目です。

知的障害児通園施設

自閉症傾向のある児童、心身の発達の遅れのある児童などの知的障害を持つ、児童(対象年齢は原則的に20歳まで)が通うための施設です。
通うことで児童たちが独立して自活するための知能や技術を習得することを目的としています。
知的障害児施設との違いは、児童が入所するのではなく、児童は保護者のもとから施設に通うという点です。

児童福祉法の定めた児童福祉施設であるため保育士の設置が義務付けられており、保育士登録を受ければ、保育士資格で働くことが可能となります。
保育士の仕事は、児童たちに年齢や発育状況相応の生活指導をおこなうことです。

個別指導から集団指導まで、学校の先生のような役割を持っていると考えていいでしょう。

盲ろうあ児施設

盲ろうあ児施設とは、目や耳の不自由な児童(盲ろうあ児)を入所させ保護し、彼らが自立した生活を送れるよう指導や支援をおこなう児童福祉施設のことです。

ここでの保育士の仕事は、目や耳の不自由な児童が生活を送れるようにするための指導や支援をおこなうことです。
そのため、一般的な保育士の仕事内容とは少々異なります。

目の不自由な児童のために点字の知識が必要になりますし、耳の不自由な児童のために手話などの知識も重要になってくるでしょう。

肢体不自由児施設

肢体不自由児施設

上半身、下半身、または体幹機能に障害を持った肢体不自由児を入所させ、治療、そして生活のための指導や支援をおこなう施設です。
児童福祉法で定めた児童福祉施設であるため、保育士資格保有者も働くことができます。

保育士の仕事は主に生活指導と教育です。療養や機能訓練などもこの施設でおこなわれますが、専門的な知識が必要になるため、保育士だけでそれらの業務に携わることはありません。
だいたいの場合、専門家の監修のもと指導に加わることになります。
生活指導や学習指導のほかにも、児童の心のケアをすることも保育士の大切な仕事です。
体が不自由な肢体不自由児は欲求不満や劣等感を抱いているケースが多く、そのような児童の相談に乗ったりすることも保育士の業務内容に含まれます。

今回は知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設を紹介しました。
興味のある方は各市区町村へ問い合わせるか、施設に直接問い合わせてみましょう。

そのほかの施設についてはまた別の記事で紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。

ページの先頭へ戻る