近年、農業が20代~40代の若年層の間でも徐々に関心が高まってきています。
広大な北海道の地にUターンして、農業の道を歩んでみようと考えている方も少なくないでしょう。
そんな方々に向けて、北海道で農業を始める方法やコツについてご紹介していきます。
農業はスキルも資金も必要になってくるため1から始めるというのは、なかなかハードルが高いものです。
そこでおすすめなのが、農家に就職し、サラリーマンとして農業に携わる道です。
特に、Uターンだけれど実家が農家でなく土地も資材もない、農業の経験も全くないといった方であれば、一度農家に就職して経験を積んだ上で独立を目指すのが、リスクを最小限にする方法として良いかもしれません。
農家に就職する方法は、一般企業の就職とさほど変わりません。
管轄のハローワークや求人サイトに求人広告が掲載されていますので、それに応募する形となります。
その後面接に合格すれば採用されます。
就職ではなく、独立して1人で農業を営んでいきたいと考える方もいるでしょう。
その場合は、北海道農業担い手育成センター(通称:担い手センター)に相談することをおすすめします。
北海道農業担い手育成センターでは、これから北海道で農業を始める方への相談、農村での研修や体験実習の紹介、研修資金の援助など総合的な支援を行っています。
ささいなことでも相談にも乗ってくれますので、個人で1から農業を始めたいという方は積極的に活用していきましょう。
北海道では「就農研修支援制度」と題して、各市町村でもこれから農業を始める方への支援を行っています。
例えば、北海道旭川市では以下のような支援制度が用意されています。
◇新規就農者営農開始支援補助金:農業に必要な機材費用の約30%を助成。
◇新規就農者農場等リース事業補助金:農業用地などの賃借料を年間最大20万円まで補助
◇旭川市農業経営改善資金:農業に関わる資金を、最大5年間、無利子で貸し付け。
◇農業研修生住宅費助成事業補助金:農業研修中の家賃を、年間最大50万円まで補助。
など
こういった支援制度が北海道の各市町村で用意されています。
これらの支援制度は、北海道農業担い手育成センターで紹介されることもありますし、各市町村の窓口でも紹介を受けて利用することができます。
ただし、利用するには一定の条件を満たしていなければならない場合もあるので注意が必要です。
北海道では少子高齢化によって衰退しつつある農業を再興すべく、これからUターンして農業を始める方のために多くの支援を行っています。
広い土地や自然にも恵まれた北海道は、これから農業を始める絶好の環境と言えます。
関心がある方はぜひ北海道での就農を考えてみてはいかがでしょうか。