保育士が活かせる資格はさまざまあります。日々の仕事の中で「もっと知識があれば対応できるのに」と思ったことがある方も大勢いるでしょう。
保育士資格や幼稚園教諭免許のほかに、保育の現場で活かせる知識や技能を身に付けることで、仕事に役立てられるだけでなく、自分の自信や強みにもなります。
ここでは、保育士におすすめのスキルアップにつながる資格についてご紹介します。
幼稚園教諭免許、保育士資格を取得している方の多くが、次に取得したい・勉強してみたいと考える人気の資格です。
絵本専門士とは、絵本の特性と可能性を熟知し、知識や技能、感性を備えた絵本の専門家です。
絵本専門士という資格は、子どもの健やかな成長を促進する絵本の可能性や活用法を普及させ、子どもたちの読書活動を推進することを狙いとしています。
実際に絵本専門士を取得した人は、読み聞かせやおはなし会で子どもたちの心を豊かにしたり、ワークショップを開いての指導や助言などをおこなったりします。
活動の場所は幼稚園や学校、図書館、医療機関などさまざまです。
家庭的保育サービスや個別保育などの少人数保育のプロフェッショナルです。
この資格を取得することで、自宅での開業だけでなく子どもひとりひとりを尊重した、きめ細かい対応のための知識と技能を身に付けることができます。
この資格は養成講座を受講し認定試験に合格することで取得することができます。
リトミックとは、スイスの音楽教育家であるエミール・ジャック=ダルクローズが考案した教育法です。
子どもが子どもらしくいられるように、子どもの目線での指導をおこないながら、子どもたちの音感やリズム感を高め、さらに感性を豊かにするという狙いがあります。
リトミックの指導者になるためには、音楽学校などの養成講座を受講し、そのカリキュラムを修了する必要があります。
臨床心理士は、心理学のエキスパートです。心理カウンセリングの技術を身につけることで、子どもたちのさまざまな思いをくみ取れるようになれるでしょう。
資格を持っている人は、通常の業務内で子どもや保護者とかかわりながら心の問題にアプローチすることができます。
近年では、日々の生活の中で育児などに悩みを抱える保護者も珍しくなく、また子どもも友人関係や家庭の環境によって悩みを抱えてしまうことがあります。
臨床心理士はそのような悩みを持つ人がどのようなサポートを必要としているのかをくみ取り、アドバイスをすることが可能です。
子どもや大人への接し方が重要視される保育士にとってたいへん意義のある資格といえるでしょう。
子どもたちと多くの時間を共にし、また保護者ともコミュニケーションを取る保育士にとって、スキルアップとなる資格の取得は、大きな強みとなるでしょう。
今回ご紹介したもののほかにも、医療系の知識や食事・調理に関する技能などの資格も保育士には有意義な資格となるでしょう。
自分にあった資格を探し、保育の仕事に役立ててくださいね。
