最近では沖縄へ移住する人も増え、人口の増加率は東京の次に高い数字をとりました。
移住を考える場合に知っておきたいのが、現地の物価や家賃の相場などですよね。
ここでは、沖縄に移住する前に知っておきたい生活費についてご紹介します。
沖縄の物価は安いというイメージがあるかもしれませんが、本土からの輸入品になると運搬費用が加わってしまうため高い商品も多くあります。
野菜は全体的に高くなってしまう傾向があります。
安いものとしては、ガソリンとお酒がまず挙げられます。これはガソリンとお酒にかかる税金が低いためです。
ガソリンは標準税額より、1Lあたり5.5円も安くなっています。
一般的なお酒の場合は標準税額に比べて20%軽減されており、泡盛などの焼酎は35パーセント軽減されています。
分かりやすく比較すると、ビール350mlに対し本土は77円の税金がかかるところ、沖縄では61.6円。泡盛720mlに216円の税金がかかるところを、沖縄では140.4円の税金で済むのです。
お酒が好きな方にはこれは大きなメリットですね。
ほかにもタクシーの初乗りが500円であったり、高速道路料金が安く設定されていたりと車での移動面が優遇されています。
東京都内や人口の多い都心部と比べれば比較的安いですが、都心部からの移住でなければ、さほど変化を感じられないかもしれません。
例えば1Kの場合、高くて(那覇市)4.8円、安くて(南城市)3.8円というように変化します。
2LDKの場合、高いと(北谷町)7.5万円、安いと(南城市)5.5万円となります。
ちなみに、那覇市の2LDKの平均は7万円です。北谷町のほうが那覇市より高くなる理由として、北谷町には娯楽や店舗施設が多いために物件が少なくなってしまうことが挙げられます。
ですが、基本的に沖縄の場合は空港や那覇市への近さが家賃に大きく影響するということを覚えておいてくださいね。
また、海が見えるような眺めの良い物件は人気があるため、その分家賃も高くなっています。
沖縄の最低賃金は693円で全国平均と比べて安いです。アルバイトを考えている場合は入念に計画を立てることが大切です。
また、正社員の年収平均は333万円と発表されています。
40代以上では平均年収が490円で中央値が400万円となっており、これは47都道府県中44位という数字です。
賃金が上位でないことに不安を覚えるかもしれませんが、沖縄は順調に求人率が上がっており、平成27年の有効求人倍率も0.93倍を記録しました。
全国平均の1.2倍とまではいかないものの平成21年の0・47倍から毎年順調に仕事は増えており、景気が上向いていると言えます。
沖縄はモノレール以外で移動の手段は車になります。そのためガソリン代やタクシー代が安いのは嬉しいことですね。
自分が住むことになる街の家賃相場や会社までの通勤事情、仕事の年収を組み合わせて念密な計画を立てましょう。