事務職への就職を希望する方はとても多いため、企業に採用をされるためにはほかの応募者との差別化を図れるような資格を持っておくことが重要です。
ではどのような資格を持っていると、採用担当者に評価をしてもらえるのでしょうか?
今回は「事務職に応募をする上で有利な4種類の資格」をテーマにお話ししていきたいと思います。
事務職として働く上でパソコンに関するスキルは必須であるといえます。
PCスキルを持っていることを証明する資格はいくつかありますが、その中で最も代表的なのは、マイクロソフト社が実施している「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」
(MOS)でしょう。
さらに「MOS資格」の中でも上位の資格である「エキスパート」や「マスター」を取得しておけば「WordやExcelはできて当然」と考えている企業にも効果的に自分をアピールすることができるはずです。
そのほかにもPCスキルを証明する資格には、サーティファイが主催する「ワード文書処理技能認定試験」「エクセル表計算処理技能認定試験」日本商工会議所が主催する「日商PC検定」などがあります。
帳簿に書かれている数字を把握する能力があることを証明する簿記検定の資格は、取得しておくことで確実に有利になる資格の1つであることは間違いありません。
簿記検定の中でも多くの企業がスキルとして求めている「簿記2級」以上を取得しておくと、採用担当者への大きなアピールとなることでしょう。
グローバル化社会が進んでいる現代において、今後どの企業に就職する場合でも取得しておくと有利になると考えられているのが、英語に関する資格です。
外資系の企業や大企業だけでなく、中小の会社も海外の企業と取引をするようになってきており、日本社会の情報化やグローバル化は今後さらに進むことが予想されています。
そのため海外の企業の担当者から連絡が来たときにやりとりができるような、一定以上のレベルの英語力を持っている事務職がいると、企業は重宝をしてくれることでしょう。
英検であれば2級以上、TOEICであれば少なくとも550点以上を持っていると、応募をする上でかなり有利になるはずです。
財団法人実務技能検定協会が資格試験を開催している秘書検定は、取得しておくことで事務職の仕事にも役立ちます。
問題の内容は秘書の仕事に就いていることを想定して作成されているのですが、接客態度やマナー、名刺の整理、ファイリングといった、事務の仕事をしていく上で役に立つものばかりです。
秘書検定についても2級以上を取得しておくと、事務職の就職活動を有利に進めるための1つの武器となることでしょう。
事務職に応募をする上で、特定の資格を取得していることを応募条件としている企業はあまり多くありません。
しかし企業が設けている限られた採用人数の中の1人に選ばれるためには、今回ご紹介したような資格の取得をしておくことがとても重要なのです。
事務職への応募を始める前に、まずは上記に挙げたいずれかの資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?