結婚や出産を機にそれまでの仕事を辞めて家庭に入り、「産後、子育てが一段落したらまた社会に出て働きたい」と考える女性の方は多いかと思います。
復職を考えてみた時、
「子育て中でもちゃんと就職できるのかな?」
「社会人としてブランクがあるけど大丈夫かな?」
などと不安に感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、産後・子育て後の女性が復職する時に持っていると役立つ資格や心がまえについてお伝えします。
産後・子育て後に再就職を考える時に、資格を持っていることで採用面で有利になったり、復職後の業務に役立ったりということが考えられます。
さまざまな資格がありますが、ここでは子育て中に独学でも比較的取得しやすい資格を3つピックアップしてご紹介します。
産後・子育て後に再就職を考える時に、資格を持っていることで採用面で有利になったり、復職後の業務に役立ったりということが考えられます。
さまざまな資格がありますが、ここでは子育て中に独学でも比較的取得しやすい資格を3つピックアップしてご紹介します。
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ワードやエクセルなど、マイクロソフトオフィス製品のスキルを証明する資格です。
オフィス製品は多くの企業で基本的に導入されているため、これらを使いこなせることが求人の際の条件とされる場合も多いです。
資格は必須ではありませんが、事務職の経験がない方などは資格を取っておくことでスキルを証明することができます。
・簿記検定
簿記とは、企業の取引の記録を帳簿に記す技能のことを言います。
事務の仕事をしたいと考えるのであれば、簿記の資格があれば経理事務に必要な知識を持っていると見なされ有利になります。
経理以外の仕事でも、コストを意識した考え方に役立つはずです。
・医療事務
病院など医療機関での事務業務を行う医療事務は、産後、子育て後に復職を考える女性に人気の仕事です。
医療事務に国家資格はなく、資格がなくても仕事をすることはできますが、人気の仕事なので資格があれば就職の際有利になるでしょう。
レセプト(診療報酬明細書)作成業務など、医療事務特有の業務もあるため、資格取得のために知識や技能を学んでおけば実務にも役立ちます。
では、産後、子育て後に復職する時には、どういったことを心得ておけば良いのかについて考えてみましょう。
社会人としての一般常識が大切なのは変わりませんが、独身時代や出産前の働き方とはやや考え方を変える必要がある部分もあると言えます。
結婚、出産前に仕事をしていた時には、「自分のやるべきことを自分でしっかりと責任を持ってやり遂げる」という考え方が身についていたと思います。
ところが家庭を持つ主婦の復職では、子どもや家族の都合で仕事を休んだり遅刻・早退したりせざるを得ないケースも生じるものです。そうした時に、以前と同じ「自分ですべてやり遂げる」という考え方ではかえって迷惑をかけてしまうことになりかねません。
急に仕事を休まなければならなくなった時にも仕事が滞らないようにするという考え方が重要になります。
子育て中であれば、あらかじめ職場や周囲の人に理解・協力を求めておくことや、業務の引き継ぎ、文書化などをしっかりと行うようにするのが大切です。