2020年開催予定の東京オリンピック。
せっかく日本で開催されるなら、自分も何かオリンピックの役に立ちたい!
自分たちの手でオリンピックを盛り上げたい!という方におすすめなのが、東京オリンピックの運営を手伝うボランティアになることです。
しかし、過去に他の国で開催されたオリンピックのボランティア募集状況を見ても、定員の3倍以上の応募が殺到しており、多くの人が書類選考で落ちてしまっています。
ボランティアとしてオリンピックに参加するのは意外と狭き門なのが実情です。
そこで今回は、ボランティアになるために必要な準備と英語のスキルについて、TOEICでいうと何点くらいが目安になってくるのか、具体的にご紹介していきます。
海外からの観光客も数多く訪れるオリンピックでは、英会話のスキルが欠かせないと考えている方も多いかもしれません。
確かに案内係になるのであれば日常英会話を使いこなせるレベルでないと困りますが、ボランティア業務の中には直接観光客と接するわけではない業務もたくさんあります。
そういった通常業務であれば、実質英語のスキルはあまり関係ありません。
ただ、先ほどもお話したようにボランティアスタッフの倍率は高いですから、運営側も「多少は英語ができるスタッフのほうが望ましい」と考えて選んでいるでしょう。
書類審査で落とされないためには、運営側に分かりやすく英語能力を伝えることが大切です。
その点でもTOEICなどの英語能力を測るテストを受けて置きましょう。
TOEICの公式サイトによれば、簡単な英語の質問が理解できるレベルでTOEIC500点以上と定められているので、通常業務に応募したい方はひとまずこのTOEIC500点以上を目標にすると良さそうです。
一方、選手や観光客の通訳として受付や案内を担当するボランティアには、目安としてTOEIC840点以上が必要です。
というのも、オリンピックに限らず、街で観光客の案内をする通訳案内士という資格の試験では、TOEIC840点以上で英語の筆記テストが免除されます。
TOEICは英会話のスキルを測るための基準ではありませんが、一般的にTOEICのスコアが高ければそれだけ総合的な英語能力も高いとみなされます。
また、東京オリンピックに近いケースで言うと東京マラソンで募集された案内係の条件には、英検準1級、TOEIC730点以上、TOEFL550点以上という記載がありました。
東京オリンピックでも通訳案内業務に応募したい場合は、最低でもこのレベルの英語スキルが必要になってくるでしょう。
英語以外にも、世界的に広く使われている言語はたくさんあります。
たとえばスペイン語は、世界で母国語としている人口が多い割に、日本人で使いこなせる人は珍しいので、スペイン語技能検定の2級以上を所持しているならボランティア選抜の際にも有利になることが予想されます。
ボランティア募集までにはまだ時間がありますので、英語をはじめとした語学スキルを磨いて、ぜひあなたもボランティアスタッフとして東京オリンピックに参加しましょう。