最近では、夏になると天気予報と合わせて熱中症注意報もテレビで報道されるようになりましたね。
熱中症とは、汗をかくことによって体の中の水分や塩分が失われてしまう症状のことで、気温が高く、汗をかきやすい夏は注意が必要です。
また、気温が高いだけでなく湿気が多い場合も熱中症になる恐れがあります。
湿気が多いと汗が蒸発しにくくなり、体の中に熱がこもってしまうためです。
熱中症になると、さまざまな症状が現れます。めまいをおこしたり、顔がほてったりするのは、熱中症になりかけているサインです。
熱中症になりかけていると“こむら返り”と呼ばれる手足がつる現象も起きやすくなります。
症状が進むと体がだるくなり、吐き気やおう吐などの症状も現れます。
まっすぐ歩くことができなくなったり、呼びかけにも反応しなくなってしまうと重度の熱中症と考えられます。
熱中症は死に至る場合もあるため、しっかりと予防が必要です。
ここでは、外回りをする人におすすめの熱中症対策をご紹介します。
気温が高い日はクーラーの効いた部屋でゆっくりしたいものですが、仕事となればそうはいかないでしょう。
外回りの営業や、クーラーの効いていない部屋で長時間の作業を行わなくてはならない場合は熱中症対策が必要です。
熱中症対策に使えるグッズのひとつが冷凍ペットボトルです。
コンビニなどで冷たいペッボトルを購入して持ち歩き、ちょくちょく水分補給をするのも良いのですが、ペットボトルのドリンクは持ち歩いているうちに温かくなってしまいます。
しかし、ペットボトルを凍らして持ち歩けば長時間冷たいドリンクを飲むことができるため、体温を下げることができます。また凍らせたペットボトルはアイスバッグとしても使用することができます。タオル越しに額や首筋に冷凍ペットボトルを当てれば、頭や顔の熱を冷ますこともできます。
冷凍ペットボトルは水滴を発生させますからペットボトルホルダーを利用して持ち歩くと良いでしょう。
熱中症予防には水分だけでなく塩分やミネラルも大事です。
汗を舐めると塩辛い味がしますが、これは汗にナトリウムなどの塩分が含まれているためです。
そして汗をかくと、カリウムなどミネラルも失われます。
そのため熱中症対策には、水分だけでなく汗によって失われた成分の補給も大切です。
水分補給をするならミネラルを含むスポーツ飲料で汗により失われる成分を補充することができます。
他にも塩分を補給できるタブレットなども活用しましょう。朝や外出する前にタブレットで塩分補給をしておけば、熱中症対策に有効です。
汗を大量にかいたときに塩分を補充するのも大切です。常に鞄の中にタブレットを入れておくとよいでしょう。
熱中症は誰にでも起こることで、自覚症状がわかりにくく失神するまで気づかないというケースもあります。
熱中症を防ぐためには、自覚症状がなくても定期的に水分と塩分を摂取するようにしましょう。