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介護士の職場として代表格となる「介護施設」と「訪問介護（個人宅）」。
さて介護の仕事をする場合、一体どちらの職場が良いのでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットを交えながらご紹介していきます。
介護施設で働くことのメリットは、なんといっても職場に仲間が多いということです。
周りに経験者がいるため、未経験者でも介護の仕事に就くことができます。
介護士は「利用者様を上手く運べない」「利用者様が暴れだす」「利用者様が急に倒れる」といった不意なトラブルに見舞われやすい仕事です。
こういったトラブルは一人ではなかなか上手く対処できない部分ですが、介護施設であれば周囲にいる仲間や同僚がサポートしてくれますのでスムーズに対処できます。
さらに、施設内には同僚、利用者様にもさまざまなタイプがいるため、介護知識・技術スキルなどを吸収でき、自分の成長につながります。
この部分は介護施設ならではの大きなメリットとなるでしょう。
また、運搬機材や応急手当用具などサポート道具が充実しているのも心強い点です。
一方で、デメリットには利用者様が沢山いるために一つ一つが流れ作業になりがちになってしまう恐れがあるということが挙げられます。
利用者様は心のこもった介護を求めていますから、大変気をつけなければいけません。
また、勤務体制として夜勤が含まれていることも心得ておくべきです。
介護施設での介護は、たくさんの人と付き合っていく仕事です。
職場においての相性があまりよくない同僚や上司がいるかもしれませんし、多くの利用者様ともうまくやっていく必要があります。
そのためコミュニケーション能力に優れた人に向いているといえます。
訪問介護で働くメリットは、まず人の利用者様とじっくり向き合い丁寧にみてあげられるという点です。
また、介護施設での勤務とは違って、1対1の仕事になるため人間関係にはあまり悩まされないというのもメリットの1つです。
勤務体制としては、夜勤がなく、時間単位で働く時間を設定できるので、自分のできる時だけ働けるというのも訪問介護のメリットと言えます。
また、ホームヘルパーは、職場の人間関係に縛られずに働けることが1つの魅力と言えます。
デメリットには、利用者様の自宅に基本1人で訪問することになるので、ほとんどのケースで車の免許を持っていることが条件になるということ。
また介護の資格を持っていなければ出来ないということが挙げられます。
訪問介護で重要なのは1人で全てをやらなければならないということ。「これは苦手だから誰かにお願いする」ということができないのです。
また、同じ人だけを看るので、幅広い技術やスキルがあまり身につかないということもデメリットと言えるでしょう。
介護トラブルなどが起きた際も1人で乗り切らなければなりません。この点が訪問介護の大変な部分であり、責任が問われる部分となるのです。
このように介護施設、訪問介護どちらにおいても、メリット・デメリットはあります。
自分の仕事感や能力と照らし合わせながら、どちらで働くほうが向いているかを考えてみましょう。
